癒しが現実を変える理由
「引き寄せの法則を学んでいるのに、なぜかうまくいかない…」そんな経験はありませんか？
実は、現実創造がスムーズにいかない理由の一つに、癒されていない心があるということがわかってきています。
今日は癒しと現実創造の関係について、お届けしてみたいと思います。
癒しが必要な人と、そうでない人の違い
実は、「癒しが必要な人」と「癒しがあっという間に終わってしまう人」この二つに分かれてるなって思っています。
そしてこれは、わたしたちの心の中にある記憶や経験の違いによるものなんですね。
癒しが長期間必要な方は、生きていく中で心に深い傷を負った経験を持っていることが多いです。
特に命の危機に関わる出来事は、同じようなシチュエーションで必ず恐れとして現れます。
これは決して悪いことではなく、自分自身を守るための自然な反応なんです。
脳科学的に説明すると、扁桃体（へんとうたい）という脳の部位が、過去の危険な経験を記憶し、似たような状況で警告信号を出してくれます。
「前にこんなことがあったよ、またこんなことになっちゃうよ」という反応は、まさに生存本能が働いている証拠なんですね。
記憶は消えないからこそ、対処法を身につける
重要なのは、記憶がなくなることはないということです。
だからこそ、癒しは一生続くプロセスだと考えています。でも、これを悲観的に捉える必要はまったくありません。
必要なのは、対処法を身につけることなんです。
潜在意識と脳と心の仕組みを理解し、実際に対処していくスキルを習得する。
それによって楽に生きられるようになりますし、引き寄せや現実創造もスムーズになっていくんです。
アナと雪の女王のエルザを例にすると、彼女が妹を魔法で傷つけてしまった記憶は消えません。
でも、その経験を通じて自分の力をコントロールする方法を学び、最終的には愛の力によって癒されていきました。
これは決しておとぎ話の中だけの話ではないんですね。
インナーシードという概念
心の中にある過去の傷や痛みを、わたしは「インナーシード（内なる種）」と呼んでいます。
このネガティブな感情の種は、あっていいものなんです。忌み嫌うものではありません。
大切なのは、その種を発芽させずに保管場所に大切にしまっておくこと。そして愛を注ぐこと。
この作業こそが「癒し」なんですね。
ただし、ときどきインナーシードが反応して発芽することもあります。
「私は大切にされない」「どうせうまくいかない」といった感情を伴って、うまくいかない現実を無意識に創り出してしまうことがあるんです。
でも、その根っこには必ず愛があります。
「もう傷つきたくないから、やめたほうがいいよ」という思いは、あなたを守ろうとする愛なんです。
癒しは最短ルートへの準備
心理学的に言うと、癒しを進めることで自己効力感（自分にはできるという感覚）や安全基地（守られているという感覚）が回復してきます。
子どもの頃に両親からもらっていた安心感と同じものを、今度は自分自身で育んでいけるようになるということです。
この状態になると、宇宙の法則もスムーズに働き始めます。
癒しは「現実を変えるための遠回り」ではなく、むしろ最短ルートのための準備なんです。
癒しが必要な人ほど、実は大きな現実創造の可能性を秘めています。
なぜなら、深い痛みを知っている分、深い愛も知ることができるからです。
そして、その愛こそが最も強力な現実創造のエネルギーなんですね。
自愛という最適な癒し方法
最も効果的で持続可能な癒しの方法、それが自愛です。自分に愛を注ぎ、自分を大切にし、自分の味方になること。
これは単なる甘やかしではなく、科学的にも効果が実証されている心のケア方法なんです。
自愛を続けることで、何があっても自分の意志で選択できるようになっていきます。
怖くても先に進むのか、立ち止まるのか、後退するのか。すべてがあなたの選択になるんです。
癒しに対してネガティブな印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは今までのやり方が合わなかっただけかもしれません。癒しには色々な方法があります。
あなたに合った方法で、いつでも自分を癒し、応援し、見守り、愛していく。これが現実を変えていく最善で最適な方法なんですね。
今日という日に、あなたが手放したいものは何ですか？
ネガティブな感情も「インナーシード」として大切に保管し、自愛を通じて心を癒していく。
それが現実創造への最短ルートなんです。
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