月の魅力と引力を科学的に見つめてみる~なぜか惹きつけられるわけ~

目次

古代から続く月や星への想いとわたしたちへの影響を科学的にみてみましょう

夜空を見上げて、お月様の姿に心が落ち着いた経験はありませんか?
わたしは子供の頃、夜の時間を一人で過ごすことが多く、ベランダから空の月や星を眺めることがよくありました。
星空を眺めると、言葉では言い表すことができないようなとても広大なエネルギーを感じて、どこかへ連れて行かれるような気持ちになったんです。

この不思議な感覚。
実は、月の満ち欠けとわたしたちの心身には、科学的にも深いつながりがあることが分かってきているんです。

今夜は下弦の月。
満月と新月のちょうど真ん中に位置するこの時期は、これからのお月様との関係に思いを馳せるのにぴったりのタイミングなんです。

月のリズムが教えてくれる「自然な流れ」

月は約29.5日かけて新月→上弦の月→満月→下弦の月というサイクルを繰り返しています。
この周期は女性の月経周期とほぼ同じで、わたしたちの体内時計やホルモンバランスにも影響を与えていることが研究で明らかになってきているんです。

考えてみると、月の引力が海の潮汐を起こしていることは誰もが知っている事実ですよね。
そしてわたしたち人間の体は50〜70%が水分でできています。
海があれほど大きく満ち引きするのであれば、半分以上が水分でできているわたしたちが月の影響を受けるのは、とても自然なことだと思いませんか?

特に興味深いのは、月の満ち欠けが睡眠パターンにも影響を与えているという研究です。
満月の夜は深い眠りの時間が平均30%減少し、寝つきも悪くなることが分かっています。
これは太古の昔から受け継がれている、わたしたちの体に刻まれたリズムなのかもしれません。

満月の夜は、なぜか興奮状態になってしまうのでしょうか。
狼男という満月の夜に変身してしまう御伽話も、あながちただの物語ではなく、実際に変化してしまう心身のことを表したのかもしれませんね。

下弦の月が教える「手放しの智慧」

今夜の下弦の月は、スピリチュアルな世界では「手放し」と「浄化」の時期とされています。
満月で最高潮に達したエネルギーが静かに欠けていくこの時期は、心理学的にも内省に適した時期なんです。

わたしたちの脳は、興奮状態から休息状態に移る際に、記憶の整理や感情の処理を行います。
下弦の月の時期に感じる「なんとなく振り返りたい気持ち」「過去を後悔するような気持ち」は、脳が自然に求めているデトックスのサインかもしれませんね。

自愛の実践においても、この「手放し」のエネルギーはとても大切です。完璧主義や自己批判など、わたしたちが無意識に抱え込んでしまった重いものを、月の力を借りて優しく手放していく。そんな時間を作ってみるのもいいですね。

月のサイクルに合わせた心のケア

新月(リセット・新しい始まり) 新しい目標を立てたり、自分との約束を決めるのに適した時期です。具体的な行動計画を立てて、習慣化するのに良いスタートの時です。

上弦の月(行動・挑戦) 行動力がぐっと高まる時期です。新月に描いた意図・自分との約束を、ベイビーステップで具体的な行動に移してみるのにぴったり。小さな一歩を積み重ねていくことで、自信と安心感に変わります。

満月(感謝・完成) 最大級のパワーがみなぎる時期。自分を最大限に愛せる、自愛にぴったりのタイミングです。達成感を味わい、これまでの努力をお祝いしましょう。できてる自分も、できてない自分も、どんな自分にも感謝と承認の気持ちを。

下弦の月(振り返り・手放し) 内省と浄化の時期。浄化されたい気持ちがふと湧き上がってきたりします。マインドフルネス瞑想の効果が科学的に証明されているように、静かに自分と向き合う時間が心の安定をもたらします。

今夜からできる月との繋がり方

  1. 月を見上げる習慣 実際に月を見なくても大丈夫です。自然のリズムを感じることで、忙しい日常から心を解放して、宇宙のエネルギーを感じてみてください。
  2. 月の日記をつける 月の満ち欠けと自分の心身の変化を記録してみましょう。パターンが見えてくると、自分のリズムを理解しやすくなります。
  3. 下弦の月の手放しワーク 紙に「手放したいもの」を書き出し、破り捨てましょう(燃やすのも効果的ですが、火の用心でお願いしますね)。物理的に実際に行動してみることが、心理的な解放も促してくれます。

宇宙とわたしたちは繋がっている

科学とスピリチュアルの境界線が曖昧になってきた現代。
量子物理学では、観測者が現実に影響を与えることが証明され、わたしたちの意識と宇宙の関係性について新しい考え方が少しずつ浸透してきています。

中には「月には魔力があるから」「あまり月を眺めない方がいい」と考える方もいらっしゃいます。でも、そうした考えも含めて、すべてはわたしたち自身が選択している現実なんです。月をどのように捉えるか、どんな関係性を築くかは、すべてわたしたち一人ひとりに委ねられているんですね。

実際に、わたし自身も昨夜から今日にかけて(下弦の月の時期)、猛烈に自分を批判したい気持ちが湧いてきました。批判する気持ちと、自愛する気持ちが、まるで心の中で綱引きをしているような感覚だったんです。

でも「これも月の影響なのかもしれない」と思えた瞬間、少しずつ自分を責める気持ちが和らいできました。
「わたしがダメだから」ではなく「月のリズムと共存しているのかも」と捉え直すことで、心がずいぶん楽になったんです。

月との繋がりを感じることは、決して迷信ではありません。それはわたしたちが宇宙の一部であり、その宇宙の大きなリズムの中で生きていることを思い出させてくれる、とても自然で美しい流れだと思っています。

今夜、空を見上げて下弦の月に思いを馳せてみませんか?
お月様はいつも、あなたの素晴らしい人生を見守ってくれてますよ。


今日のPoint

今日という下弦の月の夜に、あなたが手放したいものは何ですか?
月の優しい光に包まれるイメージをしながら、自分の心と静かに向き合ってみてくださいね。

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