「どうせわたしなんて」「いてもいなくても同じだよね」そんな言葉が、ふと頭に浮かんだことはありませんか?
無価値感とは、「自分には存在する価値がない」「ありのままの自分では愛されない」と感じる、心の深いところにある感覚なんです。一時的な落ち込みや自信のなさとは少し違って、自分という存在そのものを否定するような、根深い思い込みとして育っていることが多いんですね。
どこから来るの?
無価値感は多くの場合、幼い頃の体験から形成されます。
親や周りの大人から繰り返し否定されたり、比べられたり、頑張っても認めてもらえなかったりする中で、
「そのままの自分では愛されない」という信念が心に刷り込まれていくんです。
条件付きで愛されてきた経験も、無価値感の大きな原因になることがあります。
もちろん、親御さんに悪意があったわけではなく、その方自身もそうやって育てられてきた、ということがほとんどなんですね。
どんなふうに現れる?
例えば、成功しても「まぐれだった」と感じたり、褒められても素直に受け取れなかったりすることがあります。
「わたしなんて…」という自己批判の声が頭の中でひっきりなしに響いたり、少しのミスも許せない完璧主義になったり。
自分の意見や感情を後回しにして、誰かの役に立つことでやっと存在を許してもらえる気がする、そんなパターンも無価値感からきていることが多いんです。
そこから動き出すには
まず、この感覚に「無価値感」という名前がついたこと自体が、大きな一歩になります。
「わたしが弱いんじゃなくて、こういう感覚が育ってきたんだ」とわかるだけで、自分を責める気持ちが少しやわらぐことがあるんです。
無価値感は事実ではなく、過去に学んだひとつのパターンに過ぎません。
あなたは何かができるから価値があるのではなくて、存在しているだけで、もうすでに価値があります。
その真実に少しずつ近づいていくこと、それが自愛への入り口になるんです。
心理学の知識は、自分を理解するための地図になります。
でも、地図を眺めているだけでは、実際には動けないんです。
自分を深く知り、自愛を育てることで、上手に地図を使っていくことができるようになります。


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