幸せになりたいのに、なぜか幸せを受け取れない
「幸せになりたい」と心から願っているのに、なぜか幸せが訪れそうになると逃げてしまう。
良いことが起こりそうになると、無意識に自分から壊してしまう。
そんな経験はありませんか?
実は、これは「あなたが根性が無いから」でも「あなたがダメだから」でもありません。
脳の仕組みが、そうさせているんです。
今日は脳科学の視点から、なぜわたしたちが幸せを避けてしまうのか、
そしてどうすれば脳を「幸せを受け取るモード」に書き換えられるのかをお伝えしていきますね。
脳が持つ2つの特性:神経可塑性とホメオスタシス
まず知っておいていただきたいのは、脳には相反する2つの特性があるということです。
神経可塑性とは、脳が何歳からでも変化し、新しい神経回路を作り出せる能力のこと。
これはここ近年の脳科学研究で明らかになってきた、とても希望のある発見なんです。
つまり「もう年だから」「今さら変われない」ということは、科学的にありえないということなんですね(やったー!)。
一方で、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という、現状を維持しようとする機能も脳には備わっています。
これは体温や血圧を一定に保つ働きと同じで、心理状態や行動パターンも「いつもの状態」を保とうとするんです。
これは生存するための本能でもあります。
この2つが同時に存在しているから、「変われる可能性」と「変わることへの抵抗」の両方を、わたしたちは感じてしまうんですね。
なぜ脳は「幸せ」を危険だと判断するのか
ここで大切なポイントなんですが、
脳は「良いか悪いか」ではなく「今までと同じか、違うか」で物事を判断しているんです。
もしあなたが長年「幸せではない状態」に慣れてしまっているとしたら、
またはその状態でながくすごしてきたということだとしたら、
脳にとっては、その状態こそが「安全」「生き延びられる状態」なんですね。
逆に「幸せな状態」は、脳から見ると「未知の領域」「危険な変化」として認識されてしまうんですね。
これは進化心理学的に見ても理にかなっているんです。
太古の昔、わたしたちの祖先にとって「いつもと違うこと」は、命に関わる危険も意味していました。
だから「変化=危険」と判断して避けようとする回路が、わたしたちの脳には深く刻み込まれているんです。
つまり、幸せを避けてしまうあなたは、決して「ダメな人」ではないんです。
むしろ、脳が正常に機能している証拠なんですね。
肯認学が教える「小さな変化」の魔法
では、どうすれば脳を「幸せ=安全」と認識させることができるのでしょうか?
肯認学では、一気に大きく変わろうとするのではなく、小さな変化を積み重ねていくことを大切にしています。
これは脳科学的にも理にかなったアプローチなんです。
大きな変化は脳にとって「危険信号」ですが、小さな変化は「気づかないふり」をしてくれます。
そうやって少しずつ、脳に「この新しい状態も安全なんだよ」と教えていくことができるんですね。
例えば、いきなり「わたしは完璧に幸せです!」と宣言しても、脳は「いやいや、嘘でしょ」と拒否反応を示してしまいます。でも「今日、小さな幸せを1つ見つけた」という変化なら、脳は受け入れやすいんです。
この小さな積み重ねが、やがて新しい神経回路を作り出し、「幸せな状態」を脳の新しい「ホーム」にしていきます。
さらに、自分自身に安全な環境を作ってあげることも、自愛につながりますね。
今日からできる実践:朝の宣言と3つの幸せ探し
具体的な実践方法をお伝えしますね。
朝の習慣
目が覚めたら、ベッドの中で深呼吸。そして心の中でこう唱えてみてください。
「今日も幸せを受け取る準備はできてます!」
この宣言のポイントは「準備はできている」という表現です。
「すでに幸せです」と言うのは、脳が拒否反応を示すかもしれません。
でも「準備はできている」なら、脳も「そうだね、準備くらいならいいか」と受け入れやすいんです。
もうひとつ、「許可」の表現も脳が受け入れやすくなります。
「今日もたくさん幸せを受け取っていい!」って感じですね。
1日の中で
そして1日の中で、3つの小さな幸せを見つけてみてください。
もちろん、もっとたくさん見つけても大丈夫ですよ。
本当に小さなことで大丈夫です。
- コーヒーが美味しかった
- 信号が青だった
- 好きな曲が流れていた
こうした小さな「幸せ」を意識的に見つけることで、脳の中で「幸せを探す神経回路」が強化されていきます。
神経科学では「発火するニューロンは繋がる」という原則があって、繰り返し使った神経回路ほど太く、強くなっていくんです。
脳が「幸せ=安全」と認識すると起こること
この実践を続けていくと、不思議なことが起こり始めます。
脳が「幸せな状態」を「いつもの状態」「安全な状態」だと認識し始めると、ホメオスタシスも味方しだしてくれるんです。
つまり、「これからは幸せな状態を維持しよう」と働いてくれるようになるんですね。
すると、あなたの周りに幸せな出来事が自然と増えていきます。
これは引き寄せの法則とも通じるところがあって、あなたの内側の状態が、外側の現実を創っていくからなんですね。
脳科学的に言えば、RAS(網様体賦活系)という脳のフィルター機能が変わります。
以前は「危険なこと」「うまくいかないこと」にフォーカスしていたフィルターが、「幸せなこと」「うまくいくこと」を優先的にキャッチするようになるんです。
あなたの脳は、変われる
そして、最後にお伝えしたいのは、わたしたちの脳は今この瞬間も、これからも変わり続けるということです。
幸せを避けてしまう回路も、長年かけて作られたもの。
だから、幸せを受け取る回路も、時間をかけて作っていけばいいんです。
焦らず、責めず、ただ毎朝「今日も幸せを受け取る準備はできてます!」と宣言して、小さな幸せを3つ見つける。
それだけで、あなたの脳は確実に変わっていきます。
初めは全然できなかったことが、すこしずつできるようになったり、上手になったりするように、必ず変わっていくんです。
肯認学では、こうした脳の仕組みを理解しながら、科学とスピリチュアルの両面から自愛を深めていくことを大切にしています。
あなたが幸せを受け取れるようになること。
それは、あなたが本来の自分に戻っていくプロセスなんです。
脳は「幸せ=危険」ではなく「幸せ=安全」と学び直すことができます。
明日の朝、目が覚めたら「今日も幸せを受け取る準備はできてます!」と唱えてみてくださいね。
そして1日の中で、3つの小さな幸せを探してみましょう。あなたの脳が、少しずつ変わっていくのを感じられるはずです。


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